千葉県 八千代市 絵画教室 造形教室 アートスタジオ・プチプペ

千葉県八千代市:総合美術教室:子ども絵画教室・造形教室

放っておく事は大事。決定力はもっと大事。

いきなりですが“作品”において“作者”とは誰ですか?
僕の教室ではこの“作者”を育てることを大切にしています。
大雑把にいうと“作者”というのは0から1を、そして0から10、100、1000と、何も無いところから何かを生み出すことです。
もちろん、0から何かを生み出すことは、起業家などにも必要になる能力ですが、作品というと「文化的活動において・・・」という枕詞が付くようなジャンルになるでしょうか。
あ、枕詞の使い方・・・・あってます?古文は苦手です。。。

自分がしたいこと、すべきことがわかっていれば、あとはやればいいだけです。
手順を考えて、必要なものを揃えて、必要な技術を揃えて。
僕の教室は大人と子どもと両方クラスがありますが、大人はそもそもやりたいことがハッキリしていて、自主的に通う方が多いです。
人形が造りたい、風景画が描きたい、創作の底上げのためにデッサンをやりたい・・・・など。
0から何かを生み出すために最低限必要な“何がしたいのか”が決まった状態でアトリエに来るので、僕としては必要な素材や道具を揃えて、あとは黙々と技術力を身に付けるための方法論を提供するようになります。最短距離だけど険しい道を行くのか、遠回りだけど楽しい道を行くのかなど、相談しながら決めていけば良いのです。

子どもの場合はそうは行きません。
絵を描くのが好き、工作が好き!と言っても、じゃあ今日から何を造ろうか?となると、何を描くのか、何を造るのかを決めるのは容易ではありません。
僕が子どもの課題を考えるのはこのためですし、また、子どもが自らすべきことを見つけた場合は優先するのもこのためです。
中にはポケモン!とかプリキュア!!という子は居て、自分の好きな創作物をコピーすることが好きな子は多いです。
「ホントの0なんてこの世に無いじゃん!」といえば確かにそうなんですが、誰かが既に創り出したものをそのままコピーしようとする行為は、技術力を養う事はできても、作品を生み出すことはできません。
絵を描くこと、上手な作品、を想像すると、多く人が技術力を見がちです。
何を描いているか、描いた本人が何を思ってそれを描こうとしたのか、そこになかなか思いが至らないのが日本のアート感だと思いますが、アートに限らず一番評価の対象となるのは「何をしようとしたのか」だと思います。

僕は子どもが課題を制作していようと、自分で決めたものを制作していようと、常に子どもに決定させるようにしています。
これにはとても時間がかかる場合があります。僕の中でほんとに大事なこと、例えば今日から新しい作品に着手するような場合は、その決定に1日掛けてもいいと思っています。
制作の途中でその作品の要になるような箇所であれば、15分は時間を取ります。作品が進むよりも「自分で決定すること」に重点を置いています。
自分で何を造るか、描くかを決める、制作過程でもあらゆる決断を迫られます。このような力は大袈裟に言うと人生や仕事においてもとても重要で、そのために最近は美大・芸大卒の学生に企業が目を向けているとも言えるでしょう。
創作活動における技術力を軽視しているわけではありませんが、映画は誰の作品かといえば監督です。完成形が明確にあり、その通りになるようにひたすら文句を言うのが彼らの仕事です。映画というコンテンツに監督が手を入れた具体的な絵は多くの場合見ることができません。同じようにアーティストだって、村上隆はほとんど自分の作品を自分で制作はしませんし、草間彌生だって肉筆画以外の作品も多く流通していますし、ビジネスだって最初の起業で大事になるのはビジネスモデルでしょう。

「今回は〇〇を作ります。この辺で切って、ここを曲げて、下の方は茶色で、上の方は青で塗りましょう。わからなくなったら見本を見て真似てみましょう」という方法で培えるのは、多く見積もっても集中力と技術力です。産業革命以降、日本においては戦後復興で必要になった、「言われたことを忠実に実行できる力」は養えます。今世界を見渡した時に、その力が過去ほど必要かどうかは怪しい・・・・それが僕が創作活動において決定することに重点を置く理由です。
「まずは本人の力だけで考える→5分経過でヒント1→5分経過でヒント2→見本の提示」そんな感じで僕のアトリエでは見本は最後に出てきます。それも安易な方向での決定を阻止するためです。

最近は有名・著名人が、幼少期に音楽やアート活動をしていた確率が高いということから、子どもの習い事としても注目されています。
色々な理由が教育方面の専門家からも指摘されていますが、僕は「決定力」を身に付けた事がその後に大きいのではないかと思っています。
スッと思い出せませんが、最近だと毎日テレビやネットニュースで目にする小泉悠さんという東京大学先端科学技術研究センター専任講師でロシア軍事の専門家がいますが、小泉さんも確か高校か中学で美術部だったと記憶しています。その理由をインタビューで「自由だったから」と発言していたと思います。
いつものように駄文が続いて何が言いたいのか自分でもわからなくなってきました。
まとめると・・・・
僕の教室ではとにかく1作品完成させるのに時間がかかる、しかも完成した作品は周囲をビックリさせるような事は少なく、親御さんを喜ばせるレベルでも無いかも知れません。だけどその過程には数々の意思決定が自分の力で行われているということを見て、感じて、想像してもらえたら嬉しいなと思います。

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